CD音質『44.1kHz/16bit』を上回る情報量の音楽データによる、現代の音楽鑑賞スタイルに即した「音楽配信」で、日本人作曲家の"仕事"を再確認
〔Salida音楽配信堂 主人:出口寛泰〕
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伊福部昭の仕事『怪談雪女郎』音楽データ完全配信
¥3,300
『座頭市』『眠狂四郎』『悪名』『兵隊やくざ』など大映の看板シリーズを手がけた田中徳三監督が、雪国に語り継がれている雪女伝説をもとにしながら、ホラー映画ではなく、幻想的なロマンの世界で描く悲恋物語として仕上げた映画『怪談雪女郎』(1968年)。 本作の音楽を手がけたのは、『鯨神』(1962年)、『新・座頭市物語』(1963年)、『忍びの者 霧隠才蔵』(1964年)、『大殺陣 雄呂血』(1966年)などの作品で田中徳三監督と組んできた作曲家 伊福部昭。 生涯を通じ、管絃楽曲、舞踊曲、歌曲、室内楽曲、器楽曲など、多くの分野にわたる純音楽作品を発表。映画『銀嶺の果て』(1947年)を皮切りに映画音楽を手がけ、社会派からアニメまで300本を越える幅広いジャンルの作品に楽曲を提供し、中でも『ゴジラ』『大魔神』などの特撮映画音楽の人気は高く、世代を超えた幅広い層のファンを獲得している。 『怪談雪女郎』について伊福部は、長い付き合いの田中徳三監督作品ということもあり、音楽担当を引き受けたものの、本作にどのような音楽が必要なのかわからず困り果てた―――とその作曲の苦労を折にふれ語っている。 金管をおさえ、絃楽と木管楽器を主体とした温かみのある音色に於いて雪女郎(藤村志保)と与作(石浜朗)の“愛のテーマ”の面と、その静謐な楽想に於いて悲しい結末を暗示する哀歌の面とに結び付く主題曲。 本編の随所で妖しく芳醇に鳴り響く、木頭(拍子木)、箏、琵琶、笙、鞨鼓、太鼓などの邦楽器群。 藤村志保が唄う童唄、「湯立神事」を彩る神楽(マスターテープより本編未使用「女唄入り」バージョンを発見!)などのプレスコ(プレスコアリング:映像の撮影に先行して音楽を録音する手法)用楽曲も作曲――― 近年、映画作品としての評価が目に見えて高まっている『怪談雪女郎』。本作への仕事について、作曲者が残した言葉を果たして額面通りに受け取るべきなのか。再評価の要因にはやはり伊福部昭の音楽が大きな影響を与えているのではないか――― (株)KADOKAWA全面協力のもと、Salidaは、『怪談雪女郎』音楽オリジナル6㎜マスターテープ音源をデジタルデータ化。 『怪談雪女郎』への作曲家 伊福部昭の“仕事”を再確認すべく、本編使用全楽曲に加え、未使用音源&別テイクに至るまで最新デジタル・マスタリングを施し、CD音質「44.1kHz/16bit」の情報量を上回る、「48kHz/24bit」WAVデータでの初完全ダウンロード配信を実現しました。 〔特典〕 ● 「大映映画『怪談雪女郎』―監督と作品について―」:出口寛泰 ● 『怪談雪女郎』楽曲解説 出口寛泰・他 ● 伊福部昭の仕事『怪談雪女郎』音楽データ完全配信ジャケット画像 (各PDFデータ) 同封。 —————————— 配信データ (ファイル形式:「48kHz/24bit」WAVデータ) F‐1:大映マーク(DB-TOP)0:44 F‐2:メインタイトル(DB2)2:07 F‐3:雪女郎豹変(DB4-M2A)0:18 F‐4:雪女郎との誓い(DB4-M3)2:26 F‐5:うなされる与作(DB5)0:30 F‐6:ゆきの手(DB7)1:58 F‐7:初夜(DB11)1:57 F‐8:湯立神事(PS26(音楽のみ))2:52 F‐9:老巫女の霊力Ⅰ(DB12)0:55 F‐10:湯玉の傷痕(DB13)1:10 F‐11:童唄〔子供たち〕(PS35(子供)B)0:55 F‐12:童唄〔ゆき〕(PS35(志保)A)1:03 F‐13:家路(DB16)0:43 F‐14:雪女郎の決意(DB20)2:00 F‐15:看病する雪女郎(DB21)1:04 F‐16:焦燥と安堵(DB22)0:48 F‐17:行慶の仏像(DB25)1:08 F‐18:老巫女の霊力Ⅱ(DB27)0:57 F‐19:雪女郎怒る(DB28)1:15 F‐20:老巫女(DB31)0:17 F‐21:破られた誓い(DB32)2:55 F‐22:エンディング(DB32イ)2:45 【ボーナストラックファイル】 BTF‐1:ゆき(DB6)1:07 BTF‐2:湯立神事〔女唄あり〕(PS26(女唄あり))2:56 BTF‐3:祭の太鼓Ⅰ(DB26(太鼓))1:25 BTF‐4:祭の太鼓Ⅱ(DB28(太鼓))2:54 BTF‐5:祭の太鼓Ⅲ(DB29(太鼓))0:45 BTF‐6:童唄〔子供たち〕(PS35(子供))0:55 BTF‐7:童唄〔子供たち〕(PS35(子供)A)0:55 BTF‐8:童唄〔ゆき・吹替〕(PS35(志保・吹替))1:08 BTF‐9:童唄〔ゆき〕(PS35(志保))1:03 BTF‐10:エンディング(DB32イA)2:49 —————————— 企画/制作/構成:出口寛泰(Salida) マスタリング・エンジニア:岩崎芳和
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池野成の仕事『白い巨塔』音楽データ完全配信
¥3,300
医学界の腐敗に鋭くメスを入れた山崎豊子原作の長編小説『白い巨塔』。 これまで幾度となく映像化されてきた本作の映像化第1作は、社会派映画の巨匠・山本薩夫監督がメガホンを取った大映映画『白い巨塔』。 本作の音楽を手がけたのは、『赤い水』(1963年)、『傷だらけの山河』(1964年)、『にっぽん泥棒物語』(1965年)、『氷点』(1966年)、『座頭市牢破り』(1967年)、『牡丹燈籠』(1968年)などの作品で山本薩夫監督と組んできた作曲家 池野成。 利己主義、権威主義にまみれ周囲を破壊しながら増殖する人間の欲望の非情さ、醜さをえぐり出す鬱屈した音響がトグロを巻く! (株)KADOKAWA全面協力のもと、Salidaは、『白い巨塔』音楽オリジナル6㎜マスターテープ音源をデジタルデータ化。 『白い巨塔』への作曲家 池野成の“仕事”を再確認すべく、本編使用全楽曲に加え、未使用音源&別テイクに至るまで最新デジタル・マスタリングを施し、CD音質「44.1kHz/16bit」の情報量を上回る、「48kHz/24bit」WAVデータでの初完全ダウンロード配信を実現しました。 〔特典〕 ● 「映画『白い巨塔』―監督と作品について―」片山杜秀 ● 『白い巨塔』楽曲解説 出口寛泰・他 ● 池野成の仕事『白い巨塔』音楽完全配信ジャケット画像 (各PDFデータ) 同封。 —————————— 配信データ (ファイル形式:「48kHz/24bit」WAVデータ) F‐1:メインタイトル(DB1)1:37 F‐2:『サンデー毎日』(DB2)0:52 F‐3:財前五郎の生い立ち(DB4)2:20 F‐4:バー・シローⅠ(DB5)1:48 F‐5:東教授の総回診(DB8)0:42 F‐6:佐枝子と里見(DB12)1:16 F‐7:バー・アラジンⅠ(DB15)1:59 F‐8:断られる断層写真(DB16)0:47 F‐9:東教授の怒り(DB18)2:17 F‐10:バー・シロ―Ⅱ(DB19)0:54 F‐11:佐々木庸平の手術(DB20)2:02 F‐12:財前と里見(DB21)1:20 F‐13:バー・アラジンⅡ(DB22)1:07 F‐14:佐枝子の苦悩(DB23A)0:37 F‐15:バー・ラディゲ(DB26前半)1:04 F‐16:票読み(DB26後半)1:37 F‐17:葛西票争奪戦(DB28)4:04 F‐18:ケイ子の提案(DB29)0:46 F‐19:船尾教授大阪へ(DB31)1:22 F‐20:形勢不利(DB33)3:56 F‐21:決戦投票(DB34)2:46 F‐22:財前教授訴えられる(DB37A)0:30 F‐23:窮地の財前(DB38)1:41 F‐24:財前の説得(DB39)2:18 F‐25:裁判開始(DB41)0:34 F‐26:佐枝子の悲しみ(DB43)1:40 F‐27:柳原の証言(DB44)3:33 F‐28:慰労会(DB-流行歌SO.)1:54 F‐29:船尾教授、再び(DB46)0:40 F‐30:意外な結末(DB47前半)0:52 F‐31:里見と佐枝子(DB47後半A)0:58 F‐32:立ち去る里見(DB49)1:00 F‐33:エンディング(DB50A)1:16 【ボーナストラックファイル】 BTF‐1:花森ケイ子(DB6)2:36 BTF‐2:郊外に響くピアノ(DB7)1:29 BTF‐3:佐枝子の苦悩(DB23)0:36 BTF‐4:財前教授訴えられる(DB37)0:30 BTF‐5:里見と佐枝子(DB47後半)0:58 BTF‐6:エンディング(DB50)1:16 —————————— 企画/制作/構成:出口寛泰(Salida) マスタリング・エンジニア:岩崎芳和 楽譜掲載許諾:池野礁
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池野成の仕事『妖怪大戦争』音楽データ完全配信
¥2,100
『大映妖怪三部作』の第2作に当たり、「大魔神」シリーズ等で特撮監督を務めた大映特撮の雄・黒田義之監督が、本編も演出した映画『妖怪大戦争』(1968)。 『妖怪大戦争』の音楽を手掛けたのは作曲家 池野成。 その生涯で300本近くの映画作品に携わり、山本薩夫監督『白い巨塔』、増村保造監督『赤い天使』、川島雄三監督『雁の寺』、福田純監督『電送人間』等々、巨匠・名匠達とコンビを組み、幅広いジャンルの作品に楽曲を提供しました。 Salidaでは、2014年の『妖怪大戦争』サウンドトラックCD制作の際に、今後の経年劣化防止と長期保存を目的にオリジナル6㎜マスターテープ音源をデジタルデータ化。 (株)KADOKAWA、JASRACより御協力・御承諾を賜り、そのデータを使用して本編使用楽曲および本編未使用楽曲&テイクに至るまで最新デジタル・マスタリングを施し、CD音質「44.1kHz/16bit」の情報量を上回る「48kHz/24bit」WAVデータでの初完全ダウンロード配信を実現しました。 〔特典〕 ● 『妖怪大戦争』片山杜秀 ● 『妖怪大戦争』楽曲解説 出口寛泰・他 ● 『昏い束の間の王国―池野成の世代と個性―』片山杜秀 ● 池野成の仕事『妖怪大戦争』音楽完全配信ジャケット画像 ● 『妖怪大戦争』(1968)6mmテープキューシート画像 (各PDFデータ) ● Salidaインタビュー 池野成(訊き手:出口寛泰) 「はじめての映画音楽『嫁ぐ日』(1956年 近代映画協会 監督:吉村公三郎)」(1)7:25 ● Salidaインタビュー 池野成(訊き手:出口寛泰) 「はじめての映画音楽『嫁ぐ日』」(2)5:39 (各MP3音声データ) 同封。 —————————— 配信データ (ファイル形式:「48kHz/24bit」WAVデータ) F‐1:メインタイトル(DB1)1:44 F‐2:バビロニア・ウルの遺跡(DB2-M2)1:01 F‐3:ダイモンの猛威(DB2イ_slow再生_)1:14 F‐4:浜辺の襲撃(DB3)1:53 F‐5:ダイモン暗躍(DB7A_slow再生_)1:59 F‐6:河童登場(DB9)1:11 F‐7:廃寺の妖怪たち(DB10)2:06 F‐8:忍び寄るダイモン(DB11)1:53 F‐9:代官部屋の異変(DB12)0:37 F‐10:魔性の生贄(DB13)0:24 F‐11:大日坊の決意(DB14)1:27 F‐12:敗北(DB16A)0:23 F‐13:魔性の正体(DB19)1:10 F‐14:追手を撃退(DB20A)1:51 F‐15:牢破り(DB21)1:27 F‐16:ダイモンとの戦い(DB22)2:10 F‐17:決死の新八郎(DB25)0:44 F‐18:決死の新八郎Ⅱ(DB26)0:35 F‐19:偽りの決着(DB27)0:47 F‐20:魔性の策略(DB29)0:40 F‐21:ダイモン憑依(DB29イ_slow再生_)1:05 F‐22:いわれなき死罪(DB31A_slow再生_)1:55 F‐23:ダイモンの魔力(DB33)0:43 F‐24:襲い狂う火炎(DB34)0:34 F‐25:妖怪大戦争(DB35)1:52 F‐26:決戦!ダイモン(DB36)1:54 F‐27:ダイモン退却(DB36イA_slow再生_)1:30 F‐28:夜明け-エンディング-(DB37)3:06 【ボーナストラックファイル】 BTF‐1:甦ったダイモン(DB2-M3)0:39 BTF‐2:ダイモンの猛威(DB2イ_Normal再生_)0:38 BTF‐3:ダイモン暗躍(DB7_Normal再生_)1:01 BTF‐4:ダイモン暗躍(DB7_slow再生_)1:59 BTF‐5:ダイモン暗躍(DB7A_Normal再生_)1:01 BTF‐6:敗北(DB16)0:25 BTF‐7:追手を撃退(DB20)1:51 BTF‐8:ダイモン憑依(DB29イ_Normal再生_)0:33 BTF‐9:いわれなき死罪(DB31_Normal再生_)0:55 BTF‐10:いわれなき死罪(DB31_slow再生_)1:49 BTF‐11:いわれなき死罪(DB31A_Normal再生_)0:59 BTF‐12:ダイモン退却(DB36イ_Normal再生_)0:41 BTF‐13:ダイモン退却(DB36イ_slow再生_)1:19 BTF‐14:ダイモン退却(DB36イA_Normal再生_)0:46 —————————— 企画/制作/構成:出口寛泰(Salida) マスタリング・エンジニア:岩崎芳和 楽譜掲載協力:池野礁
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